入院中を振り返って一ヶ月間管理入院していた時は一言楽しかった。管理入院と言っても、ただ病院の出された食事を食べる、あとは、おなかの心音を録る機械を日に2回付けるだけだった。(今思えば、この機械を付け心音が下がるとあぶないと先生に言われていたのに、心臓が、悪いのではと言う、予想がなぜ出来なかったのか不思議だ。)なんの制限も無く、毎日が修学旅行みたい。4人部屋でみんな長い入院で生んだのも同じぐらい、いまだに連絡を取り、会っているぐらいだ。だだ、生んでからは辛かった。部屋では、出産ラッシュ。人も変わり、おめでたムードの中一人カーテンをしめ、哺乳瓶におっぱいをしぼる。絞り終えたビンを見て、前の人に、「いいな。それだけ出て私、出なくてなかれるの」と言われ泣きそうになったり、赤ちゃんて重く感じるわなど、ふつうの会話が、辛かった。 私が陽向を、この手で抱けたのは、10日後だっだ。この日の事は、すごく鮮明に覚えている。(後の9日はあまり記憶にない。) 朝、おっぱいを届けに病院に行くと保育器から出て服を着て寝ていた。私が近づくと、フニャフニャ泣き出した。生まれた時、聞いてから、二度目の我が子の泣き声。抱く手がふるえ、こみ上げる物を抑えながら、話しかけた。 初めての直母。うれしくて、泣きながらあげたのを、思い出す ジャンル別一覧
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